医療機器
MRI関連用品
磁化率補正具 ORRAD-02
『MagniPad』

製品概要
患者様に合わせてやさしく密着、空間を埋めてクリアなビジョンを追及!
MRI拡散強調画像は病変検出・悪性度判定において重要な役割を果たしますが、人体と空気の磁化率差により画像に歪みが生じ、特に頸部領域では顕著に現れることがあります。
MagniPad は、ビーズを封入した4種6個の袋が「お手玉」のような手触りと柔軟な形状を持っており、これらを人体とコイルの隙間に配置することで、密着性を高めて空間を減少させ、磁化率の補正に貢献します。
MagniPad製品構成
サイズ | 個数 | W(mm) | D(mm) | H(mm) |
---|---|---|---|---|
L | 3 | 200±10% | 95±10% | 20 - 60 |
M | 1 | 135±10% | 85±10% | 15 - 50 |
S | 1 | 110±10% | 85±10% | 15 - 50 |
SS | 1 | 100±10% | 65±10% | 15 - 50 |
MagniPadの主な特長
頸部への圧迫感軽減に貢献
頸部領域の撮影では、まず MagniPad Lサイズ を頸部後面に配置し、その後、両側面に設置します。これにより、両側面の L サイズの重みが患者さんに直接伝わりにくくなります。
次に、M、S、SSサイズの中から適切なものを選び、頸部前面に載せます。前面には小さく軽いサイズを使用することで、圧迫感の軽減が期待できます。
※従来の襟巻き式では、頸部全体に圧迫感を感じやすい傾向がありましたが、MagniPadは大小さまざまな単体の袋を組み合わせることで、重みを分散し、圧迫感を軽減する効果を生み出します。
MagniPad使用イメージ
※従来の襟巻き式
(弊社初期型磁化率補正具ORRAD-01)
体形に合わせて柔軟に密着・固定が可能
頸部の形状や肩の盛り上がりに合わせて、柔軟に密着・固定が可能です。また、頸部以外のさまざまな部位にも応用が期待できます。
二重構造でビーズの散乱を抑制
MagniPadは外袋と内袋の二重構造になっており、内袋にビーズを封入しています。万が一、外袋が破損しても、内袋に影響がなければビーズが散乱することはありません。
汚れや水分を弾きやすい撥水性外装
外袋には耐久性に優れた撥水性のナイロン生地を使用。汗や体液などの水分を弾きやすく、清掃も容易で、汚れが付着しにくくなっています。
MagniPad開発の経緯
https://ikou-hub.tokyo/contents/achievement/
(東京都医工連携HUB機構 成果・実績報告)
カタログ
- 販売名:磁化率補正具 ORRAD-02
- 一般名称:全身画像診断・放射線治療用患者体位固定具
- 一般医療機器クラスⅠ
- 一般医療機器届出番号:23B2X00016W00012
- JMDN:40902000
※改良のため、予告なく仕様を変更する場合がございます。予めご了承下さい。